牧師ごあいさつ

 私たち夫婦は、神奈川県川崎市から、2008年3月に各務原市に転居してきました。

 私は、その年の4月から中部学院大学(関キャンパス)で学び、社会福祉士、精神保健福祉士の両資格を取得。

 2012年4月からは、当教会の伝道師として、2015年4月からは副牧師として奉仕をさせて頂き、2016年4月に牧師となりました。

 私は、聖書が教えているイエス・キリスト様による良き知らせ、福音は、あらゆる人々の福祉(幸福)の土台であり、根拠であると信じています。

 社会福祉の分野では、人間を身体的(フィジカル)、心理的(メンタル)、社会的(ソーシャル)という三つの側面から考えています。

 近年、それらすべての側面を統合して人間の幸福を考える全人的(ホーリスティック)という考え方が注目を集めていますが、私は、前述の三つの側面に、霊的(スピリチュアル)という側面を加えて、全人的(ホーリスティック)な福音というテーマを持って、キリスト教信仰を考え、実践をして行きたいと考えています。

 イエス様は、3年間の宣教活動を通して、「悲しむ者は幸いである」などの教えで有名な『山上の説教』を初め、人間のまことの幸福と愛について教え、また、それらの教えを実践されました。

 それでイエス様の周りには、病人や貧しい人、遊女や収税人など、苦しんでいる人たちや、社会で除け者にされている人たちがいつも集まって来ました。

 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」とイエス様は仰いました。

 現代は本当に生きづらい時代だと思います。今は元気で、やる気に溢れている方々も、いつか疲れ果てる日が来るでしょう。

 そのような時には、もちろん順調なときにも、ぜひ教会においで下さい。休ませて下さるのはイエス様ですが、私も、お茶と笑顔でおもてなしをさせて頂きたいと願っています。

 聖書やキリスト教に関心のある方、教会とはいったいどんなことをしているところなのかと疑問に思われている方も、お気軽にお立ち寄り下さい。

 キリストの教会はどのような人に対しても開かれています。

 

牧師

新井 健二(あらい けんじ)